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そうめん

◯◯そうめんといえば?日本三大銘菓のそうめんって何?中国のそうめんってどんなそうめん?

名前に「そうめん」とつく食べ物といえば、何を思い浮かべますか?

イカそうめん、練り製品の魚素麺、郷土料理の鯛そうめんなどが有名でしょうか。
また、創作料理などで、◯◯そうめんと独自で料理名をつけることもありますよね。
他にはどんな◯◯そうめんがあるでしょうか?


博多で発見!日本三大銘菓のそうめんとは?

この◯◯そうめんとつく食べ物の中に『鶏卵素麺』というお菓子があるのをご存知でしょうか?

今回調べてみる中で、私も初めてその存在を知ったのですが、これは、ポルトガルから長崎の平戸に伝来した南蛮菓子のひとつで、玉子素麺とも言うそうです。
南蛮菓子とは、安土桃山時代に外国から輸入されたお菓子のことで、カステラ、金平糖、ビスケットなどが当てはまります。

この鶏卵素麺はポルトガル語で金の糸(fios de ovos)と呼ばれるお菓子で、そのまま食べたり、デコレーションに使ったりします。
ポルトガルだけでなく、植民地だったブラジルやマカオにも伝わり作られています。
また、ポルトガルの隣国スペインやその植民地メキシコにも伝わり、スペイン語でも卵の糸(Huevo hilado)と呼ばれています。

また、タイでは、日本・ポルトガル・ベンガルの血を引く王宮のお菓子作りの料理人マリア・ギオマール・デ・ピーニャによって、アユタヤ朝時代のタイに伝わり、今でもジャスミンの香りのついた「金の糸」という名で知られ愛されています。

そして、タイのお隣カンボジアでも販売されています。
これだけ多くの国々で昔から愛され続け、今も変わらず愛されているということは、本当に美味しいものなんでしょうね。
鶏卵素麺は、長崎から博多へと伝わり、今も金沢は森八の「長生殿」、新潟県長岡は大和屋の「越の雪」と並ぶ日本三大銘菓のひとつとして数えられています。(松江の「山川」とする説あり。)


【参考情報】
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そうめんの祖を生み出した中国の素麺とは?

素麺の祖は諸説ありますが、中でも有力なものとして中国から伝わった索餅(さくべい)という唐菓子が起源ではないかとされています。

【参考情報】
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ところが、実際には中国語で素麺は、精進そばを刺すんです。しかも、細麺とは限らず、肉類やネギなど生臭い具材や出汁は使わないんだそうです。

食通として名高かった清の袁枚(えんばい)という詩人も著書である『随園食単』の中で、素麺の出汁の取り方を述べていますが、「きのこを煮て一晩置き、筍の煮汁を合わせて作る。」としています。
想像するに、とてもあっさりとした味だったのではないでしょうか?

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このように見てくると、一言に「そうめん」と言っても料理からお菓子までいろいろあることがわかりますよね。
食事が本当に多様化している今の時代をみると、今後もしかしたら新たなそうめんの進化が見られる日も来るのかもしれませんね。


【参考情報】
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