免疫機能の異常である「花粉アレルギー」は、薬での根本的な治療が難しいとも言われています。
また現代人の様々な習慣がアレルギーを悪化させるとも考えられており、
花粉症を含むアレルギー対策として「生活習慣」が見直されるようになってきているのです。
高カロリー・高タンパクの食事はNG
戦後最も大きく日本人の習慣が変わったものとしては「食生活」が挙げられます。
肉がメインとなる食事が日常化し、タンパク質の摂取量が増えた他、
摂取カロリーも高まる傾向にあるようです。
タンパク質は筋肉を作る上では必要な栄養分なのですが、
過剰に摂取すると体内で分解しきれない場合もあります。
この過剰なタンパク質を体内の免疫細胞が「侵入物」と判断し、
免疫機能を活発に働かせて、アレルギーを引き起こしやすくなるのです。
花粉症の症状が特に強く出る時期には、
特に動物性タンパク質を控えめにすることが大切。
具体的には肉類の量を減らし、野菜類・海藻類などを多く摂取しましょう。
また脂肪分・糖分の多いカロリーの高い食事は、
鼻炎・皮膚炎などの炎症を悪化させます。
外食や間食をなるべく減らし、
脂質・糖分をカットする食事を心がけてみましょう。
花粉の飛散に合わせた行動を心がけよう
花粉はアスファルト等の道路に舞い降り、
夜間~明け方までの車両通行数が少ない間は
地上1センチ~10センチ程度のところを漂っています。
車両や人の動きが激しくなる朝からは、
地上に積もった花粉が高く舞い上がり、
午前10時頃から12時頃、空中を飛散する花粉の数がピークを迎えます。
通勤等でやむを得ず外出する際を除き、
花粉飛散時期の午前中の外出は避けた方が無難です。
また洗濯物やふとんはできたら室内干しが理想的ですが、
外で干したい場合には午後3時以降に干した方が
付着する花粉の量を減らせます。
ストレスを溜めない工夫を!
花粉症を含むアレルギー症状は、
自律神経と深く関わっていることが判明しています。
睡眠不足や日々のストレス等で自律神経が乱調すると、
鼻炎・痒み等のアレルギー症状は強く出るようになるのです。
起床・就寝時間は一定に保ち、
また起床後はすぐにカーテンを明けて陽光を部屋に採り入れ、
体の生活サイクルを整えましょう。
また一日の中で趣味等に没頭できる時間を作り、
ストレスを溜めないことも症状の軽減に繋がりますよ。
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