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中耳炎(ちゅうじえん)

中耳炎はどうやって治療するの?具体的な治療方法

中耳炎の治療は薬物療法が基本です。しかし、症状に応じて様々な処置がありますので、いざという時に慌てないよう予習しておきましょう。


どんな治療方法があるの?

中耳炎 治療方法 中耳炎は完治しないと、症状を繰り返し、真菌や黄色ブドウ球菌などの耐性菌を出現させたりします。炎症を何度も起こすと、しん出性中耳炎や慢性中耳炎になることがあります。この炎症を放置していくと重い難聴やめまい、そして命にかかわるほどの合併症を引き起こすこともあります。

「中耳炎はよくある病気だから」「痛みがなくなったか治った」と勝手に判断せず、おかしいなと思ったら、早めに病院へ行き、長期化慢性化させないことです。そして、医師の指示に従いしっかりと完治するまで治療を行うことが大切です。では、具体的な治療法として、どのようなものがあるのでしょうか?



薬物療法

中耳炎の原因となる細菌は、その約80%が肺炎球菌とインフルエンザ菌だと言われています。そのため、細胞内に侵入したそれらの細菌類を殺すために抗生物質の服用を行っていきます。

鼓膜切開術

中耳内に浸出液(細胞から出る体液)や膿などが溜まっている場合、それらを取り除くために行う手術療法です。

鼓室内チューブ留置術

滲出性中耳炎に対する治療法です。鼓膜を切開して小さな穴を開け、そこにチューブを留置して外耳と中耳との間に通路を作り、耳管から空気を中耳に送ることで鼓膜の内側に溜まった液体の排泄を促します。チューブは、症状の改善に伴って数ヶ月を目安に自然に耳の外に排出されます。

「鼓膜が破れたら耳が聞こえなくなる」と驚いてしまうかもしれませんが、手術においては小さな穴を開けるだけに過ぎないので、基本的に鼓膜は自然に再生し、耳が聞こえなくなることはありません。


中耳炎の治療はいつまで続くの?

中耳炎 治療方法 急性中耳炎は、医師の指示に従い治療をすれば、1週間から10日くらいで完治します。しかし、耳の痛みや発熱などの自覚症状が軽くなった、消えたと思い、独断で服薬をやめてしまう人がいます。

また、中耳炎で使われる抗菌薬の副作用で下痢などが起こる場合があり、副作用から投薬を止める人もいます。
投薬を止めてしまうと、急性中耳炎が悪化します。その結果、しん出性中耳炎や慢性中耳炎になり、完治するまでに長い時間がかかることがあります。

中耳炎を慢性化させないように、また、難聴や合併症を防ぐためにも、完治するまで治療(投薬)を続けましょう。薬や手術、日常生活での注意点など、疑問や不安に思うことがあれば、自分で判断せずに医師に相談しましょう。



治療方法も大切ですが・・・

中耳炎とは 以上、中耳炎には様々な治療法がありますが、薬や手術に頼りきりにならず、家庭でのマメなケアが必須になります。発熱や痛みある時は安静に過ごすことは勿論、鼻をかめない小さなお子様には鼻水を溜めないように吸ってあげることも大切です。鼻水を吸うと言っても専用の器具が販売されていますので、直接口で吸うわけではないため安心して下さい。どうしても上手くいかない場合は、吸引だけでもこまめに耳鼻科で処置してもらうことをおすすめします。

中耳炎はこじらせてしまうと治りにくい病気です。近年では抗生物質を多用することにより、それらに耐性を持った耐性菌が出現し、症状が中々改善しない場合もあります。我が家の場合も様々な要因が重なったのだとは思いますが、子どもが小さい間はほぼ冬の間は耳鼻咽喉科に通っていました。大切なのは、自己判断で治療を中断するのではなく、良くなったと思っても確認のためにきちんと医師に診てもらうことです。治ったと思っても油断大敵ですので、注意して治療をすすめて下さいね。