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そうめん

揖保の糸、播州素麺、卵麺、温麺ってどこが産地なの?日本全国各地のそうめんの産地まとめ。

日本には数多くのそうめんの産地がありますが、あなたはいくつ答えることができますか?
今回は、北から順に紹介していきたいと思います。

東北地方の素麺

岩手県盛岡市・奥州市には、卵黄と小麦粉を混ぜて麺を伸ばした黄色い素麺『卵麺』、宮城県白石市には、生地を延ばすときに乾燥防止に使われる油を使わないのが特徴の『白石温麺(うーめん、ううめん)』、秋田県湯沢市稲庭町には、寒ざらしの手延べ素麺『稲庭素麺』、福島県三春町には、明治初期に一度廃れたものの昭和後期に再復活した平麺の『三春素麺』があります。

中部地方の素麺

富山県砺波市には、延ばす際に油を使わず細く長い麺を丸める『大門(おおかど)素麺』、愛知県安城市には、麺が乾燥する前に手で延ばして生麺状態にする「半生もどし」で知られ三河湾から吹き付ける夏場の湿った風を利用する『和泉素麺』、三重県四日市市大矢知地区では、ミネラル豊富な朝明川の水と鈴鹿山脈の颪などの気候を生かして生産する『大矢知素麺』があります。

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近畿地区の素麺

兵庫県たつの市、宍粟市、姫路市が産地で2008年の国内生産高1位を誇る『播州素麺』は、大和の『三輪素麺』の製法を引き継ぎ最盛期には100万貫(3750t)以上の生産高を誇った『灘素麺』から遅れていましたが、市街地の進行で灘が急速に衰退すると灘の職人が播州に出て技術を伝えたことで素麺の品質が向上し、これが基になって『揖保の糸』が出来ました。

『揖保の糸』は言わずと知れた兵庫県手延素麺協同組合が有する手延べ素麺の商標で、帯で商品をランク分けしたり製造期間をおおむね10月から翌年5月の間とするなど組合でルールが厳格に決められています。

兵庫県南あらじ市(旧南淡町)では、漁師の冬の副業として広まり、最盛期140軒いた製麺業者が2010年には17軒に減った『淡路素麺』、奈良県桜井市三輪地区では、最も歴史が古く全国の素麺産地のほとんどの源流といわれる綿実油を使って麺を伸ばすのが特徴の『三輪素麺』があります。

中国地方の素麺

岡山県朝口市の『備中素麺』は、鴨方素麺、かも川素麺とも呼ばれ、播州同様原料が揃っていたことから一大産地に成長しました。


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四国地方の素麺

徳島県つるぎ町(旧半田町)では、他の素麺より太いのが特徴の『半田素麺』、小豆島では、酸化しにくい胡麻油を使って延ばす『小豆島手延べ素麺』、愛媛県松山市では、白、赤(梅肉)、緑(抹茶)、黄(鶏卵)、茶色(蕎麦)の五色で作る『五色素麺』があります。

九州地方の素麺

佐賀県神埼市では、機械製麺発祥の地して機械麺で国内3位の『神埼素麺』、長崎県南島原市では、全国2番目の生産量を誇り品質に優れた『島原素麺』、熊本県南関町では、麺が非常に細いのが特徴で、将軍家や明治天皇にも献上された『南関素麺』があります。
今述べた以外に、かつて繁栄したものの現在は衰退している産地を加えると、本当にたくさんの素麺産地があることがわかります。
それだけ人々の生活に密着していたんですね。


今度、旅に出掛けたらお土産物屋さんで地元のそうめんを探してみるのもいいかもしれませんね。



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