そうめんにこんな食べ方があったとは!?意外と知らない日本のそうめん文化

日本のそうめんの食べ方の文化を見てみると、その地域によって様々な食べ方があることがわかります。
中でも、冠婚葬祭の席で食べられることがとても多いです。
(ちなみに、冠婚葬祭とは、冠=成人式、婚=結婚式、葬=お葬式、祭=先祖の霊を祀ること全般を指します。)
そこで、地域による食風習の違いを詳しく見ていきましょう。

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お祝いの席で用いる場合

お祝いの席で食べられるそうめんで最も有名なのは、『鯛素麺』でしょう。
九州地方で鯛素麺と呼ばれていますが、ほぼ同じ料理が岡山県や広島県、愛媛県では『鯛麺』とも呼ばれ、郷土料理として広く伝わっています。
主に、鯛を一尾姿煮にしたものを、ゆでたそうめんと一緒に大皿に盛り付け、鯛の煮汁をつけ汁やかけ汁と食べる料理を指します。

鯛を使ったとても見栄えのする縁起物として、結婚式や棟上げ式などお祝いの席でよく作られます。
中でも、広島の鯛麺は婚礼料理として特に知られ、鯛の大きさから煮汁の割合、煮方や盛り付け方、縁起を担ぐため鯛の身に切れ込みを入れないなど細かな方法まで詳しく伝えられているものもあります。

また、琵琶湖の湖北地方の郷土料理『焼鯖素麺』も有名です。
これは、農繁期の5月、農家へ嫁いだ娘を持つ親が忙しい娘を気遣って、実家から嫁ぎ先へ焼き鯖を届ける「五月見舞い」というこの地方独特の風習に由来しています。

湖北地方では、比較的近い地域に若狭湾があり、この若狭湾が鯖の産地だったことから、鯖は一般的な食材でした。
そこで、農繁期は気軽に作って食べられる料理として、また時にはハレの日の客をもてなす料理として、この焼鯖素麺が食べられました。
他にも、禅宗寺院で祝い事の昼食に食べる「祝麺」という習慣もあります。

【参考情報】
揖保の糸、播州素麺、卵麺、温麺ってどこが産地なの?日本全国各地のそうめんの産地まとめ。
そうめん イラスト
日本には数多くのそうめんの産地がありますが、あなたはいくつ答えることができますか? 今回は、北から順に紹介していきたいと思います。 東北地方の素麺 岩手県盛岡市・奥州市に


忌み事の席で用いる場合

忌み事の場合、通夜ふるまいや法事の斎席でにゅうめんがふるまわれたりなど先祖の霊や神仏にお供えし、親類縁者が集まって食べることが多いですね。
例えば、先祖の霊を供養し、苦痛を救う行事である盂蘭盆会の精霊膳としたり、神無月(旧暦10月)に出雲へ赴かない「留守神」であるえびす神(または、かまど神)を祀り、1年の無事を感謝し、五穀豊穣や大漁、商売繁盛を祈願するえびす講の供膳としたりします。

また、仙台市では、災厄を治めるためにそうめんの祖である「索餅」を供えたという中国の故事を由来として、七夕に魔除けと子どもの健康を願ってそうめんを食べる習慣があります。
他にも、宮崎県北部では、オオスズメバチの幼虫を使ったそうめんを食べる習慣があるそうで、所変わればそうめんの食べ方も変わるんだなと本当に驚きました。


【参考】
郷土料理で発見!新しいそうめんの食べ方~日本各地のそうめんと東南アジアのそうめん~
そうめんの食べ方
そうめん イラスト
皆さんは普段、どのようにそうめんを食べますか? 日本全国、さらには世界を見てみると、同じそうめんが様々な味と料理方法で食べられています。もう、めんつゆにつけて食べるだけなんてモッ


まとめ

今までそうめんの食べ方といえばせいぜい、冷たく冷やしてつゆで食べるか、つゆを温めてにゅうめんにして食べるかの二択だったので、今回の結果は本当に衝撃的でした。これを機に、固定概念を外して新たな発見をしてみるのも面白いかもしれませんね。

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